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カフェ トラム

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プラハ随一の繁華街ヴァーツラフ広場の中ほどにちょこんと停まっているトラムを見つけた。近づいてみると「カフェ」という文字。どうやら本物のトラムを再利用してカフェとして使っているらしい。広場と言ってもヴァーツラフ大通りと言った方がしっくり来るような細長い広場だから、まるで停留所に停まっているような風情でおもしろい。

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プラハはウィーンの支配下にあった影響なのかカフェ文化が発達している。それもパリのようなハイソでお洒落なカフェではない。鄙びたムードの味のあるカフェが多い。お値段も驚くほど安く、180円くらいからお茶を楽しむことができる。しかもコーヒー、紅茶とも種類が豊富なのが嬉しい。

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窓には「CAFE Trambaj」の文字。Trambajはチェコ語でトラムの意味。

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このカフェの前は何度か通ったのだけれど、結局入れず終いだった。それが少しだけ心残りである。

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パリ市庁舎

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美術館「えき」KYOTOでロベール・ドアノー展が開催されている。ドアノーは日本でも妙に流行った写真家なので、写真に特別興味のない私でも何点かの作品はよく知っている。多分流行ったのはバブル期だったと思うのだが、あの頃どこにいってもドアノーのいかにもパリっぽいお洒落なモノクロ写真が飾ってあった。中でも有名なのは、人ごみの中で男女がキスをしている写真。いかにもパリジャンっぽい男性の髪のフワフワ感とストールのラフな巻き方がいい感じで、この人正面から見てもカッコイイのかなぁと見る度に気になっていた。その男女のバックにぼんやりと写っているのが、このパリ市庁舎である。ちなみに、このドアノーの写真のタイトルは「パリ市庁舎前のキス」というのだそうだ。

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冬には市庁舎前の広場にスケートリンクやメリーゴーランドが出来て夜でも賑やか。

パリ市庁舎の歴史は古く、ルイ14世の時代から現在に至るまでこの場所から位置は変わっていない。建物自体は増改築を繰り返しているのでなんとも言えないが、1770年頃には現在の市庁舎の中核をなす部分は出来上がっていたらしい。その後市庁舎は1871年にパリコミューンにより焼失し1882年に再建されたが、これが現在の市庁舎となっている。再建時設計に携わった建築家はバリュー、デペルト、フォルミジェの3名。ただし、ファサードのデザインは旧市庁舎のものを完全復元したものである。

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パリ市庁舎は優美で豪華なネオ・ルネサンス様式。彫像の数が復元前よりも増やされているらしいが、少ない方が屋根のラインが綺麗に見えてよかったような気もする。

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市庁舎の時計

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ロベール・ドアノーは本国では国民的写真家らしく、2006年に11年ぶりの大回顧展がこの市庁舎で行なわれたとのことである(ちなみに2000年は、「パリ市庁舎前のキス」撮影50周年の年だったらしく、市庁舎に垂れ幕がかかったという)。現在京都で行なわれているのはその展覧会の日本巡回展なのだそうだ。できればこの市庁舎の中で見たかったが今となっては致し方ないので、例の男性の正面への手がかりを求めて「えき」へと足を運んだ。当然ながらそれについての収穫はなかったものの、私の中でイメージ写真家程度にしか思っていなかったドアノーという人への認識の誤りはきちんと修正できたので、それはそれで良かったのではないかと思う。基本的にはパリという劇場の中の洒脱な人間ドラマが主題なのだが、かつてのレ・アール(現在は近代建築に取って代わられたが、かつてはベルエポックの香り漂う鉄とガラスの美しい市場だった)やエッフェル塔、ギマールの曲線と女性のセクシーな曲線を重ね合わせた作品など、建築が好きなだけなんだけど・・・という人でも十分に楽しめる写真展である。

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メトロ(パリ)

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パリでお気に入りだったサン・ジェルマン・デ・プレの地下鉄ホーム。前回パリの地下鉄の名前を出したのでついでに。お洒落なカフェが多いサン・ジェルマン・デ・プレの駅は旅行中利用率も高かった。有名な話だが、パリの地下鉄は駅ごとに色々な工夫がされていて楽しい。ルーブルの駅では美術館のような展示がされていたり、サン・ドニの駅ではサン・ドニ修道院付属教会の紹介のような写真が貼られていたり、初めて見たときは結構感動したものだった。中でもサン・ジェルマン・デ・プレのホームは秀逸だ。

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こういった装飾もいつからどんな経緯で始まったのだろうと不思議なのだが、パリの地下鉄でもう一つ驚いたのがホームの中にシャツや下着を売っている店があること。飲み物や食べ物ならまだわかるけれど、それって商売になるんだろうか。不思議不思議・・・。

 

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メトロ(プラハ)

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プラハはあまり広くないので地下鉄に乗る機会はそう多くない。この日は街の中心から少し外れたところにある聖心教会を見るために地下鉄に乗ることに。丁度国立博物館の下から乗ったので、駅の名前もMUSEUM。ホームのデザインがとてもカッコイイ。

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プラハの地下鉄は結構ルールが複雑で難しい。大きな荷物を持ち込むと有料とか乗り換え不可切符は地下鉄のみ乗り換え可、5駅先まで30分有効(乗り換え不可切符じゃなかったのか!)とか。しかも、検札の折に誤りが発覚したら追加料金ではなく、その場で即罰金。罰金は大体2500円くらいでその場で払えなければ4800円くらいに跳ね上がる。検札はしょっちゅう来るから切符は最後まですぐ出るところに持っておくこと、とガイドブックの注意書きも多い。結局私は一度も検札に会わなかったけれど・・・。

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色違いも。

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こんなタイプもある。

パリの地下鉄もそうだったけれど、ヨーロッパの地下鉄はお洒落なものが多いのかも。京都や大阪の地下鉄もこんなだったら通勤も少しは楽しいかな。

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K+Kホテル セントラル プラハ

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火薬塔からHybernska通を東へ入るとホテル・セントラルというアールヌーヴォー様式の瀟洒なホテルが建っている。設計はカフェ・コルゾのオーマンとその弟子であるA・ドリヤーク、B・ベンデルマイエル。オーマンはプラハの工芸美術学校で建築装飾の教授を務めており、この学校では芸術の総合化を目指していた。このホテルも総合芸術建築として設計に取り掛かったが、1899年にウィーンに宮廷建築家として招聘されたため(オーマンはウィーン・アカデミーの出身で、ネオ・バロックの建築家としてそのキャリアをスタートさせている)、後は弟子二人に引き継がれ、ホテルは1901年に完成された。

何と言ってもベイウィンドウ横の化粧漆喰の繊細な装飾が目を引く。この化粧漆喰は装飾彫刻家のクローチェクが独自に考案したものである。プラハのアールヌーヴォー建築には工芸品のような繊細な装飾を施されたファサードをよく見かけるが、これはクローチェクの考案あってのことなのだそうだ。

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このホテルのことは本で見て知っていたが、そのときはあまり興味を引かれなかった。プラハに着いた頃にはすっかり忘れていて、地図の中で名前を見つけて思い出したくらいだ。実際に見てみると思いのほか魅力的な建築であることに驚いた。柔らかさの中にも凛とした品がある。漆喰の装飾はもとより金の使い方も丁度いい(金という色は上品にも下品にもなる難しい色だと思う)。ファサードを見るだけでも楽しいと思う建築は久しぶりである。

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入口の庇

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下にはHOTEL CENTRALの文字

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入り口両横の窓上にもホテルの名前

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出窓の下の装飾

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豪華なエレベーターと階段

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階段はアールヌーヴォーの最大の見せ場(私にとっては)。

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階段手摺のアイアンワーク

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近代的なガラス張りのエレベーター室。ガラスの後ろにアールヌーヴォーの手摺が見えてカッコイイ。

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階段途中から上階のエレベーター扉を見上げる。

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窓のステンドグラスと壁に描かれた絵も可愛らしい。

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階段を見下ろす。エレベーターを取り巻くように階段が配されているのでこれが精一杯。

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階段の見上げ

このK+Kホテルというのはオーストリアの大手ホテルグループで、私も今回のプラハや2年前ブダペストでホテルを探した折このグループのホテルを検討したことがある。どのホテルもスタイリッシュな内装で女性が好みそうなホテルだった。クチコミ評判もよいようなので、いつかオーストリアに行くことがあれば今度は泊まってみようかな・・・。

http://www.kkhotels.com/

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