心惹かれるショーウィンドウ(アムステルダム)
旅先で見かけるショップのウィンドウは旅の楽しみの一つだ。その国の特産品も一目瞭然だし、季節によっては様々な行事にまつわるディスプレイも楽しめる。特にヨーロッパのショーウィンドウはお洒落なものが多い。アムステルダム中央駅から南、ダムラック通りとスパイス通りに挿まれた地域はカフェや土産物屋でいつも賑わっている。王宮や新教会のあるダム広場へ向かう途中に黄色い丸い物体の並ぶショーウィンドウを見かけた。
覗いてみるとチーズだった。店一杯に同じ種類のチーズがずらりと並んでいる様子は圧巻。
アムステルダムのショーウィンドウはお洒落と言うよりお茶目なものが多かった。
これは包丁立て。カラフルで可愛いけどグロい。因みにお値段は1万円強。
しかしながら一番オランダっぽく斬新なのは、所謂「飾り窓」と呼ばれる窓かもしれない。旧教会の塔にあがるため教会で前で時間待ちをしていると、目の前のコンビニのような何の装飾も無いガラス窓の中にいつの間にか下着姿の女性が立っていた。何かわからず頭の中に疑問符が飛び交ったが、しばらくすると隣の窓にも同じような女性が立ち始めて、これが所謂飾り窓の女かと気が付いた(気付くの遅いし)。オランダでは売春が合法化されているが、よりによって教会の前でやるのかととても驚いた。この地区に隣接するダムラックはかつてはアムステルダムの港であった場所。そのためこのあたりは水夫達の遊び場だった。港湾機能は時とともに西へと移動して行ったが、飾り窓地区だけはそのまま残ったのだそうだ。
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