姫路城と桜
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外国人用の東京のガイドブックを見ていたら、隈研吾設計の建物を発見しました。Baisoinと書いてあり、お寺のような名前だけれどどう見てもお寺には見えない。ホームページで調べてみたら、「梅窓院」と書くそうでやはりお寺でした。寛永20年(1643)徳川家康公以来の家臣、老中青山大蔵少輔幸成公が逝去の時、 青山公の下屋敷内に13,247坪の地を画して側室を大檀越として建立されたそうで、歴史は新しいけれど由緒正しいお寺のようです。古くなったので立て替えたらしいのですが(H15年6月)、どう見てもどこかのオフィスビルにしか見えない・・・。キレイだけれど、それでいいのか。いくらバリアフリーで誰でもお参りしやすい門戸の広いお寺を目指したと言っても、京都人の私には信じられない出来事です。最初はお寺ではなく葬儀会館だと思いました。
銀座線外苑前駅を出るとすぐの所に参道があり、そこだけがかすかにお寺らしい風情を残しています。東京には他にも現代風に立て替えたお寺があるらしいのですが、そちらの方が断然良いとの話を聞いたことがあります。早稲田にある観音寺、石山修武設計なのでちょっとクセのある面白いデザインなのではないかと想像しています。伊豆になまこ壁を使った濃いけれど日本的な美術館を建てていましたよね。機会があれば一度見てみたいです。
それにしても、上記の外国人用のガイドブックはなかなか凄いです。都会に飽きたら地方にも足を伸ばしてみようというページがあり、挙げられているのは雪の函館と直島の地中美術館。それは遠すぎるやろっと思わず突っ込んでしまいそうになりました。考えてみたら、ローマに旅行した日本人がコモ湖を訪れるような感覚なのでしょうね。でも、「東京」というガイドブックなのにな・・・。
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