その他

2013年2月22日 (金)

気になる窓(チェスキー・クルムロフ)

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「眠るれる森の美女」という別名を持つチェスキー・クルムロフ。まるでお伽噺に出てくるような町並みをしているが、窓も可愛らしいものが多かった。

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上二枚の写真の家はかなり離れた場所にあったが、装飾のデザインがが同じだった。トップに扇か帆立貝のようなマークがあり、その下に二つの渦巻き模様。ルネサンス風の破風を象ったようでもあるが、何か意味があるのだろうか。

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壁の装飾は騙し絵なのに、窓枠は立体的に作られている。


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このような凝ったアイアンワークの窓もある。

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チェスキー・クルムロフの街並みが再現されている。建物の形態のバリエーションはなかなかリアルだ。

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レストランの窓にはフォークやナイフが放射状に飾られている。

冬はチェスキー・クルムロフ城の見学はできないが、町の散策だけでも十分楽しい。訪れる観光客も多く賑やかだった。

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2013年2月 8日 (金)

キャンドルライトクルーズに参加してみた(アムステルダム)

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アムステルダムに来たならばやはり運河クルーズは外せない。他の町でもそうだけれど、アムステルダムにも色々な種類のクルーズがあり、何に乗るべきか結構迷う。

 スタンダードな運河めぐり
 ブランチツアー
 ディナーツアー
 キャンドルライトクルーズ
 リド・ディナー・ショー
 ミュージアム・ボート

他にも観光とセットになったものなど様々だ。ケーキとコーヒーが出るカフェ・クルーズもあったような気がする。

当初主要な美術館を回ってくれる乗り降り自由のミュージアム・ボート(1日券か半日券を購入、美術館入場料の割引きもあったような)を予定していたのだが、ふと目に留まったのがキャンドルライトクルーズ。 

 21時から約2時間
 2カクテル&スナック 又は ワイン&チーズ

チケット売り場で1番人気と書いてあったので、私たちはカクテルクルーズに参加。一応ワインとは異なるツアー扱いだったが、結局は同じボートに乗る。

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コースはよくわからなかったが、最初に中央駅周辺を周り、アムステル川と街中の運河を廻る。関空でお馴染みのレンゾ・ピアノによる海洋博物館もキレイに見えた。

クルーズ中少し驚いたのは、オランダの人は(アムステルダムだけかもしれないけど)どうもカーテンをしないらしい。夜だから、運河周辺の家もボートハウスの中も見る気がなくとも見えてしまう。見られることが前提とされているのか、どの家もセンスよく整えられている。帰ってから調べてみると、どうもそういうものらしく、ガイドブックの中には「わざわざ見えるようにされているからには、見ない方が失礼だろう」と書いてあるものもあるし、部屋が見える状態を「家具になった人達」と表現している本もあり、気にしなくていいんだと納得することにした(笑)。アムステルダムの夜はあまり明るくなくパリやロンドンのように華やかでもロマンチックでもないが、これはこれでまた違った楽しさがあるものだ。

因みに、アムステルダムでもヨルダーン地区にはカーテンがあり、趣向を凝らした飾り方がされている。これもあくまで中を隠すためのものではなく、窓を飾るためのもののようである。

【キャンドルライトクルーズ】

中央駅前の運河にあるチケットブースでチケット購入。

予約は必要ないが、当日のある程度の時間にはチケットを購入した方がよいでしょう。乗車時間の確認のためにも。

集合時に並んだ順番で乗車するので、窓際を確保したければある程度早めに行くことをおススメします。

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2011年11月30日 (水)

心惹かれるショーウィンドウ(アムステルダム)

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旅先で見かけるショップのウィンドウは旅の楽しみの一つだ。その国の特産品も一目瞭然だし、季節によっては様々な行事にまつわるディスプレイも楽しめる。特にヨーロッパのショーウィンドウはお洒落なものが多い。アムステルダム中央駅から南、ダムラック通りとスパイス通りに挿まれた地域はカフェや土産物屋でいつも賑わっている。王宮や新教会のあるダム広場へ向かう途中に黄色い丸い物体の並ぶショーウィンドウを見かけた。

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覗いてみるとチーズだった。店一杯に同じ種類のチーズがずらりと並んでいる様子は圧巻。

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アムステルダムのショーウィンドウはお洒落と言うよりお茶目なものが多かった。

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これは包丁立て。カラフルで可愛いけどグロい。因みにお値段は1万円強。

しかしながら一番オランダっぽく斬新なのは、所謂「飾り窓」と呼ばれる窓かもしれない。旧教会の塔にあがるため教会で前で時間待ちをしていると、目の前のコンビニのような何の装飾も無いガラス窓の中にいつの間にか下着姿の女性が立っていた。何かわからず頭の中に疑問符が飛び交ったが、しばらくすると隣の窓にも同じような女性が立ち始めて、これが所謂飾り窓の女かと気が付いた(気付くの遅いし)。オランダでは売春が合法化されているが、よりによって教会の前でやるのかととても驚いた。この地区に隣接するダムラックはかつてはアムステルダムの港であった場所。そのためこのあたりは水夫達の遊び場だった。港湾機能は時とともに西へと移動して行ったが、飾り窓地区だけはそのまま残ったのだそうだ。

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2011年11月21日 (月)

気になるベンチ(オランダ)

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最近ダッチデザインと、世界でも注目されているオランダ。街を歩いていても、洒落たベンチに出会ったりする。上の写真はユトレヒトの広場で見かけたもの。木の質感と凝ったアールが目を引く。掃除が行き届いていればと残念。

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アムステルダム・ザウド駅のチケットブース内の椅子。カフェなどを見ていても、アムステルダムはチープでお洒落感のあるものが多かった。

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アムステルダム・ザウド駅周辺のビジネス街にあったベンチ。雨ざらしで見る影もないが、デザインは滑らかで美しい。アムステルダム・ザウド駅は所謂ビジネス地区にあり観光客にはあまり利用価値はないかも。しかし空港へのアクセスは良く、なんと所要8分。

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2011年5月 8日 (日)

カルタジローネのスカーラ

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シチリア島カルタジローネはイタリアンマジョリカの生産地として知られる。通りにはボッテガが併設されたマジョリカ焼きの店舗が並び、色鮮やかな壷や皿が所狭しと置かれている。バルコニーの手摺や橋の欄干、公園の柵に看板と至る所にマジョリカタイルが使用されている様子はいかにも焼き物の町といった風情で見ていて楽しい。中でも有名なのは市庁舎広場からサンタ・マリア・デル・モンテ教会へ登って行くこのスカーラ(階段)である。

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スカーラの段数は全部で142段。蹴上げ部分に草花紋や幾何学紋など様々な模様のタイルが嵌め込まれ、階段を美しく飾っている。イタリアのバロック的な町並みにイスラームの色彩が混じる。文明の十字路と言われるシチリアならではの風景だ。

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蹴上げの装飾は一段ごとに異なる。142段全てにおいて同じデザインは無いようだった。

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描かれているものは、建物や動植物・人物など多岐に渡っている。

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イスラームやヨーロッパのこういったタイルの使い方にはいつも驚かされる。日本では一部の例外を除いて、タイルは風呂場や台所等の水周りの壁に使われる程度という貧弱なタイル文化の中で育って来たのだから無理も無い。

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多彩なタイルで作品を彩ったモデルニスモの建築家アントニオ・ガウディは一般に『ガウディの装飾論』と呼ばれる覚書の中で「装飾は、過去がそうであったように、現在も未来も彩色されるであろう」と書いている。おそらく古来より人には着色したいと言う願望が東西を問わずあったのだろう。イスラームではこのようなタイルによって、ギリシャ・ローマやビザンチンでは石のモザイクによって建物の壁面や床、場合によっては屋根が彩色された。ヨーロッパでも大理石が豊富に産出されないアルプス北部の国ではタイルが使用されたそうである。

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イタリアについて言えば、南部では古い時代にはローマやビザンチン文化の残した石のモザイクが、その後にはタイルが使用されるようになっていったようである。タイルの方が安価であったのだろうこととスペイン王家縁のナポリ王国があったことが大きな影響を与えていると思われる。一方フィレンツェ等トスカーナでは、色大理石のパネルによる優しい色合いのモザイクが主流であるが、これは質の良い大理石が豊富に入手できたからだろう。フィレンツェでもマジョリカタイルのボッテガは繁栄していたが、こちらの地方では皿や壷といった焼き物が主流であり、建物に使用されることはなかったようである。

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スカーラの上からの眺めも美しい。

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町の外れから中心部を見上げる。海辺のリゾート地の印象が強いシチリアだが、カルタジローネは山間にある。

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2010年9月 8日 (水)

気になるメールボックス

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オルヴィエートはローマから電車で1時間半ほどのところにある静かな丘の町である。サッコ・ディ・ローマの際に教皇クレメンテ7世が避難した町としても知られており、当時掘られた井戸が今では観光名所となっている。見所は豪華な大聖堂とその井戸くらいだが、静かな町並みをゆっくりと散策するのも楽しい。街を歩いていると思いがけず可愛らしい風景に出会った。積み石や煉瓦、コンクリートの壁の中にメールボックスが文字通り埋まっている。それが一つだけの場合もあれば5つ6つ並んでいるケースもある。おそらくその建物に入っている世帯の数だけ並んでいるのだろう。色や柄も沢山ではないが多少異なるものもあるようだ。壁の色や素材によって表情が変わるのも面白い。何となくメールボックスを求めて町を歩き回ってしまった。一体何をしているんだか・・・。

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このずさんな感じがステキ。

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石の壁に埋め込むのはかなり手間のような気がするのだが・・・。

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メールボックスの位置が一つだけ少しズレている。何故?

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下の扉は水道やガスのメータが収まっている模様。

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落書きされているメールボックスも。

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それにしても、これってどうやって郵便物を取り出すんだろうか?鍵穴がついているから、都度鍵を開けて取り出すのかな?

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メールボックスの殆どは黒だが、たまに赤いものもある。

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メールボックスの柄で最もポピュラーなものがこれ。

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太陽の柄はごく僅か。

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イタリアの郵便のマーク。この柄も殆どなかった。私が見たところ絵柄は4種類くらいあるようだ。

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2010年9月 1日 (水)

気になる日時計2

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マルタ島ヴァレッタの街角で日時計を見つけた。普通に人が住んでいる普通の建物に粗雑でありながら几帳面な様子で刻まれている。時計の下に1695という数字が見えるので17世紀に彫られたものと想像するが、どんな人がどういう理由でここに時計を刻んだのか気になるところである。もともと時計好きな私ではあるが、このような生活密着型の(?)日時計となるとこれはまた格別で物凄いお宝を発見した気分になる。

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チェスキークルムロフ クルムロフ城の時計。騙し絵の本場らしく、窓の上に時計が重ねて描かれている。お茶目だ。

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チェスキークルムロフ クルムロフ城の時計。こちらは王道な感じで。

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ローマ トリニタ・ディ・モンティ教会ファサード。

ところで、ウィトルウィウスの建築書によると建築技術には3つの部門があるという。ウィトルウィウスの建築書は紀元前一世紀頃に書かれた理論書で、アルベルティやパッラ-ディオ等ルネサンスの建築家に大きな影響を与えたものだ。その3つとは、建物を建てること、日時計を作ること、機械を造ること、なのだそうだ。機械と言うのは建物を建てる際に使用する機械が必要だろうし、その建物が機能するための機械(例えば粉引き小屋の風車等)も建築の一部と考えられるのはわかる気がする。しかし日時計が一分野を成すというのは私には若干意外だった。おそらくは建物を建てる作業をするにあたり時間を知ることが必要だったからなのだろう。当時の建築担当者は気候はもとより天体の動きについても詳しい知識を求められただろうから、考えてみればそう不思議なことでもなかったのかもしれない。同じ建築家といっても時代によって仕事の分野は大きく変わる。なかなか興味深い。

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2010年8月12日 (木)

ギリシャの猫

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昔「キャッツ・イン・ザ・サン」という写真集が流行った。2も出版されたし、絵葉書版やCD-ROMも販売された。生き生きとした猫達の姿を写し出すとともに、背景となるギリシャの島の美しさが際立っていた。この写真集が出る前からギリシャの島の猫達は何となく有名だった。猫が多いことが有名だったのか何が有名だったのか昔のこと過ぎて覚えていない。ただ、サントリーニやミコノスの石畳の通りや白い階段には猫の姿がとてもよく似合う。白と黒、光と影しか存在しないような世界に猫の姿がアクセントを添える。気のせいかギリシャの猫は足が長くて何となくノーブル。でも寝ている姿は無防備で可愛い。ギリシャの島の魅力は彼らの姿なしには語れないのだ。

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何となく道の模様と同化してるような。

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シェスタ中

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石の舗装の仕方も様々でそれぞれに味がある。

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前足を突っ張って壁に寄り添う姿が可愛すぎ・・・。

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さすがに猫も暑いらしく日陰を選んで歩いて行く。

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猫ってどうしてイジワルそうな目をしてるんだろ。

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猫の後ろのボードによると「ストリートアニマルを救おう!」とのこと。それにしても・・・

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道の真ん中で毛づくろいしていても、

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ショーケースの上で寝ていても、

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誰も何も言わない。

結構ですね・・・。

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2010年8月 2日 (月)

世界で一番美しい夕陽(イア)

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サントリーニ島のイアは世界で最も夕陽が美しいところとされている。そのサンセットを見るために夕方になると島中から人が集まってくる。

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イアの西端にある砦跡。1時間ほど前からスタンバイする人が増え、30分前だともう場所がない。夕陽待ちの人の波はこの場所から町の方へと徐々に広がっていくのだが、イアの中で西側の海が見える場所は人の多さに比較するととても小さい。世界で一番の夕陽を見るにはそれなりの苦労が要求されるのである。

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私の行った5月末は日没がおおよそ20:30。なので20分ごろからが見ごろということになるだろうか。夕陽が沈むと誰からとなく拍手が起こり、なんとなく満足げな表情で三々五々立ち去っていく。

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そんな野暮なことは言っこなし・・・とは重々承知ながら、どうしてイアの夕陽が世界で一番綺麗だと言われるようになったのか、何らかの根拠なり理由なりがありはしないかと考えてしまうのだ。イアの特別な気候条件が夕陽の色をさらに赤く見せるとか、周囲の島々を影絵のように変えながら沈んでいく様子が一際とか、町起こしのためにイアのキャッチフレーズを皆で考えたとか・・・。さらっと調べてみたけれど、この謎について説明してくれるものは見つからなかった。ただ、今回ヨーロッパリゾートを梯子する旅をしていて思ったことは、海に沈む夕陽が見えるリゾート地は思ったほど多くはないということ。なのでヨーロピアン・リゾートを好む人々の中では、夕陽スポットは結構絞られてくるのかもしれなかった。

実際の夕陽はどうだったかなぁ。私達は納得がいかず翌日再チャレンジしたりもしたが、旅行初日にミコノスで思いがけず見た夕陽の方がずっと綺麗だった。それはかなり前にエーゲ海を訪れた時にもそう思ったし、今でも綺麗な夕陽が見たくなったらミコノスヘ行きたい。世界で一番綺麗な夕陽はどこなのか、それはやはり自分にしかわからない…。

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2010年7月 2日 (金)

風車小屋(ミコノス)

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ミコノス島のシンボル風車小屋。かつてミコノスには16の風車があり、運ばれてきた小麦を製粉し再度送り出したり、小麦粉にしたものをパンや固焼きビスケットにして艦隊や外国商船に食糧を提供したりした。最盛期は19世紀、風車小屋は特産物のない不毛の地ミコノスで重要な産業として活躍していた。ミコノスタウン北西のカト・ミリの丘には10もの風車が並んでいたと言う。そのうち6つの風車は今も残り、ミコノスの大事な観光資源となっている。

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かつて活躍した風車も今は骨組みのみ残されている。カト・ミリの丘は町の北西にあり、夕方になると美しい夕陽を見るため沢山の人が集まってくる。

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小高い丘の上に並ぶカト・ミリの風車。並んでいる姿は何だか可愛い。

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ボニの風車。以前は個人の所有で敷地に入ることはできなかった。このアノ・ミリ地区にはもう一つ風車がある。

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ボニの風車からの眺め。左上にカト・ミリの風車。高台にあるため町が一望できる。

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粉を引く為の風車小屋はアノ・ミリ地区よりさらに南東にあるカストロでも必要とされた。要塞跡ににも二つほど風車が残っている。

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ミコノス土産の風車の置物。風車の現役時代はこんな感じだったんだろうか。

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