葛西臨海公園

 

お天気もいいので葛西臨海公園に行くことにした。電車から外を眺めていると緑の向こうにガラスでできた平たい箱とドームが見えてくる。いずれも設計は谷口吉生。箱の方はレストラン・展望台で、ドームは水族館の入り口になっている。

駅前の広い通り通りの正面にたっているのが、レストラン・展望台の「クリスタルビュー」海への導線をそのままに、通りは建物の中を突き抜けていく。

ガラスのカーテンウォールから見える長いスロープがカッコイイ。

反対から見たところ。

１Ｆの真ん中に海へ向かう道が通っているので、２Ｆのこの部分は丁度渡り廊下のような感じになっている。建物右の階段を上がって、この廊下を渡り、奥の暗いトンネル部分を抜けると3方から光の差し込む明るい展望スペースに出る。

 

展望スペースはこんな感じ。奥には水族館のドームも見える。本当は展望台だから、こうやって中から外を見るのがいいのだろうけど、私は一番上の写真のように少し遠くからこの建物のガラスを通して空の青さを見るのが素敵だなぁと思った。２Ｆの廊下を人影が通るとと、まるで人が宙空を散歩しているかのように見えてワクワクする。

スロープをしたから眺める。

水族館入り口のドーム。思ったより美しくないのはガラスの質感のせいだと思う。

ドームの見上げ

水族館入り口、つまりガラスのドームの下にあたる。ドームの形をそのままに八角形のプランになっていて、それぞれの辺に上の写真のような開口部があり、海の青と壁の白さの対比が綺麗だ。

この葛西臨海公園は、以前法隆寺宝物館の資料室で谷口吉生の作品集を見て知った。とても谷口吉生らしいスッキリしたデザインで綺麗だと思う。夕日の時間もとてもいいんだろうなぁ。