ギャルリー・ヴィヴィエンヌ

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この年末年始の休暇を利用してパリ近郊へ旅行に出かけた。パリにはたくさんのパサージュがあるので、せっかっくなのでパサージュめぐりもしてみることに。現在パリに現存するパサージュは18くらいなのだそうだが、殆どはパサージュと呼ばれる庶民的なもので研究でもしているのでなければ観光客にとってはそう楽しいところではない。パリの中で最も美しいと言われるのがこのギャルリー・ヴィヴィエンヌ。年末年始はイルミネーションでさらに賑やかになる。

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中には人気のサロン・ド・テもある。ア・プリオリ・テはタルトやキッシュが人気でランチ時はいつもたくさんの人で賑わう。

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床のモザイクも美しい。

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二人の天使が持つ時計には『1795 Galerie  Vivienne』 の文字が入っている。

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入口の表示

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エマニュエレ2世のガレリア

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世界各地に色々なパサージュがあるが、最も有名なものと言えばミラノのエマニュエレ2世のガレリアではないだろうか。ドゥオモに隣接している立地のためか、有名ブランドが入っているためか、それともギャレリア自体の美しさのためなのか、ミラノに行ってここに足を運ばない人はいない。ちなみに、このようなアーケード街の、高級なものをガレリア(フランス語でギャルリー)、普通レベルのものをパサージュと言うらしい。つまり、京都の新京極や寺町はパサージュに分類されるわけである。そして、この大変豪華なエマニュエレ2世のガレリアは、ガレリアの中のガレリアと言っても過言ではないだろう。

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いつもにぎやかなガレリアだが、年末年始はクリスマスのイルミネーションでさらなる賑わいを見せる。

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これは秋の昼に訪れたときのもの。私はこの時間帯の方が好きかな。

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床のモザイクも美しい。このモザイクの上で3回まわって念じるとまたミラノに来れるのだったか、願いがかなうのだったか・・・さて、どっちだったろう?

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ドゥオモの屋上からガレリアの入口を見る。

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古典様式の堂々たる門構え。ガラス天井や床のモザイクと中の様子は有名なのに入口の壮麗さはあまり知られていないように思う。建築物のファサードは重要視されるけれど、パサージュの入口に重きを置く人はあまりいない。パサージュは建築と言うより『通り』としての性格が強いということなのだろう。内なる空間でもなく外部空間でもない、と同時に内部でも外部でもある不思議なシロモノ。ヴァルター・ベンヤミンはパサージュ論だけで5冊も本を書いている。それだけ奥深いものなわけだが、パサージュ愛好初心者の私にはこれ以上語る言葉は見つからない。

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こちらは元旦のガレリア入口。やはりクリスマスのイルミネーションで飾られている。

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パーリジ・ウドヴァル(パリの中庭)

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『庭』繋がりと言うか、アールヌーヴォー繋がりと言うか・・・モナコの『冬の庭』を書いたら、ハンガリーの『パリの中庭』について書きたくなった。

ブダペスト、エリジェベート橋の近くにある商店街の一角、旧ベルバローシュ貯蓄銀行社屋の1階に、『パーリジ・ウドヴァル(パリの中庭)』と呼ばれるパサージュがある。完成は1931年。この頃、通りから通りへ抜けるガラス天井で覆われた悪天候でも買い物がしやすいパサージュは、パリやウィーンで大流行した。『世紀末建築』と呼ばれるこの頃の建物は、独特の空気感を持っていて、いつ訪れてもタイムスリップをしたような気分にさせてくれる。

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このパサージュは殆どの店はもう営業をしていないようで、昼間でも暗くひっそりとしている。それでもこの建物は有名なようで、見学に来ている人たちが何人かいた。

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ドームのステンドグラス

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通りの天井はガラスブロックで覆われている。写真ではわからないが、うっすらと模様が入っていて綺麗だった。

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パーリジ・ウドヴァル入口、建物自体もとても装飾的で美しかった。ブダペストにはネオゴシックの国会議事堂を見に来たのだが、街自体は新古典主義と世紀末建築の建物が多く、なんだか意外な気がした。というか、どんな街並みだと想像したこともなかったんだけど・・・。街を散歩しているだけでも美しい入口や窓のデザインに出会えるとても素敵なところだった。

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