ギリシャ

2010年8月19日 (木)

アテネのパサージュ

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プラカ地区を散策してたいところ可愛らしいパサージュを見つけた。ちょうどシェスタの時間帯だったので誰も歩いておらず静まり返っていた。後で調べてみたが名前も何もわからなかった。残念。店は宗教関係のものが多く、観光客の私たちは何だか場違いな感じだった。ちなみにこのパサージュの入口のある通りを北へ行くとミクロポリス大聖堂に出る。

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幅のない狭いパサージュにも関わらず、中庭にいるような明るいイメージ。壁の色のせいだろうか。

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2010年8月16日 (月)

メテオール バール

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イアにあるバール、メテオール。とても小さいように見えて、通りを挟んだ向かいにテラス席があるので結構席数は多い。このバールの前の通りがイアの目抜き通りのようなところで、レストランやカフェ、土産物屋が並ぶ。この通りをさらに進むと有名な夕陽スポットだ。いかにもイアらしいトンネルヴォールトの屋根にパステルカラーでペイントされたファサード。こういう可愛らしいペイントはサントリーニでは珍しく、微妙な違和感を感じる。エーゲ海というよりカリブ海っぽいかな?と思いつつも、私はカリブ海に行ったことがない・・・。

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大きく開け放たれた窓からは青い海が広がり、心地の良い風が入ってくる。外がどれほど暑くてもエアコン不要。湿度が低いって素敵。ただ寒いくらいのときもあるので羽織るものはいつも必要かも。

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2010年8月12日 (木)

ギリシャの猫

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昔「キャッツ・イン・ザ・サン」という写真集が流行った。2も出版されたし、絵葉書版やCD-ROMも販売された。生き生きとした猫達の姿を写し出すとともに、背景となるギリシャの島の美しさが際立っていた。この写真集が出る前からギリシャの島の猫達は何となく有名だった。猫が多いことが有名だったのか何が有名だったのか昔のこと過ぎて覚えていない。ただ、サントリーニやミコノスの石畳の通りや白い階段には猫の姿がとてもよく似合う。白と黒、光と影しか存在しないような世界に猫の姿がアクセントを添える。気のせいかギリシャの猫は足が長くて何となくノーブル。でも寝ている姿は無防備で可愛い。ギリシャの島の魅力は彼らの姿なしには語れないのだ。

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何となく道の模様と同化してるような。

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シェスタ中

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石の舗装の仕方も様々でそれぞれに味がある。

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前足を突っ張って壁に寄り添う姿が可愛すぎ・・・。

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さすがに猫も暑いらしく日陰を選んで歩いて行く。

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猫ってどうしてイジワルそうな目をしてるんだろ。

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猫の後ろのボードによると「ストリートアニマルを救おう!」とのこと。それにしても・・・

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道の真ん中で毛づくろいしていても、

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ショーケースの上で寝ていても、

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誰も何も言わない。

結構ですね・・・。

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2010年8月 9日 (月)

ベルタワー(ミコノス)

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ミコノスとサントリーニでは同じキクラデス諸島であってもベルタワーの扱いや装飾に違いが見られる。ミコノスのベルタワーはサントリーニとは異なりファサードの中央に取り付けられる。これは土着性の強いミコノスとビザンチンを受け入れたサントリーにとの教会の形の違いに起因すると言われている。

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ミコノスではサントリーニのようなホーンは見られず、脚部には石で作った節目状の装飾が見られる。

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節目の数は教会によって異なり、一つから3つくらいのものがある。

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上部は丸いアーチ状のものや切妻状で頂部を平らにしたもの等様々。

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教会の大きさと節目の数に因果関係はないようである。

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基壇を持つもの。

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横に並列しているものもある。ミコノスではサントリーニのように上へ重層していくベルタワーは造られない。

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パラポルティアニ教会のベルタワー。頂部に十字架の折れた跡が見える。もとはシンメトリーなベルタワーだったものを下部のファサードの壁面に繋げるために石で継ぎ足したかのような形をしている。というよりも壁に埋め込まれていたものを掘り起こしたようと言ったほうがよいのか。この教会どうしてこのような形なのか本当に不思議。

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2010年8月 5日 (木)

ベルタワー(サントリーニ)

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教会には鐘楼がつきものだが、ギリシャ正教にとっても鐘は重要な役割を果たす。儀礼の度に鳴らされる鐘の音は人々にギリシャ正教徒であることを確認させ、コミュニティの結束力を高めてきたという。私達外国人観光客がベルタワーのある風景をエーゲ海の象徴的なものと感じることもあながち間違いではないようだ。

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あくまで日本語においてであるが、ヨーロッパの多くの教会の鐘を持つ建物を「鐘楼」と呼ぶのに対して、キクラデス諸島のそれは「ベルタワー」と呼ばざるをえない。「楼」という言葉が相応しいものも中にはあるが、多くのものがそう呼ぶには軽やか過ぎる。-イメロヴィグリ-

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ベルタワーの大きさは教会の大きさに比例し、鐘が重層されていく。この教会はイアの町の中程にあり、かなり大きな教会だった。この裏にバスターミナルがあるので観光客には目印にもなっている。-イア-

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ミコノスではヴァナキュラーなものが多いせいなのかベルタワーは正面にあるものが多いが、サントリーニでは位置に対する拘りは感じられない。-イメロヴィグリ スカロス先端-

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サントリーニのベルタワーの装飾には一定のスタイルがあるように見える。タワーの脚部は基本的には角型だが下部が二重の場合は中央の脚は円柱になる。角型の脚には中央に窪みのあるものが多く、凹部が着色されることもある。-イア-

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ドームとベルタワーの大きさや位置のバランスは様々で興味深い。海を背景に白いベルタワーと青いドームの教会の姿がよく絵葉書や土産物に描かれていたりするが、よく似ているがこのイアの教会ではない。残念ながらここからは海が背景にはならない。ちなみにその教会はフィロステファニにあるらしい。-イア-

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サントリーニのベルタワーは上部にホーンと呼ばれる装飾が造られる。形が牛の角に似ているためそのように呼ばれているらしい。-イア-

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サントリーニにはビザンチンのドームをモチーフとした立体的なものも多い。-イア-

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広い陸屋根の上にビザンチンのドームとベルタワーがポツンと乗っている、少し不思議。-フィロステファニ-

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立体的なベルタワー。ドームもホーンも乗っていない。-フィラ-

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シンプルなベルタワーを持つものには個人教会が多い。-イア-

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脚部に石が張られている珍しいタイプ。この前日この教会の屋根でモデル撮影が行なわれていた。モデルさんはベルタワーの真横で長い間立っていたが怖くないんだろうか。かなり高いところにあるのだけれど。-イア-

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珍しいピンクの教会-イア-

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このタイプのものはホーンがなければミコノスと変わらない。-イア-

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陸屋根に乗っているのは珍しい。-イア-

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2010年8月 2日 (月)

世界で一番美しい夕陽(イア)

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サントリーニ島のイアは世界で最も夕陽が美しいところとされている。そのサンセットを見るために夕方になると島中から人が集まってくる。

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イアの西端にある砦跡。1時間ほど前からスタンバイする人が増え、30分前だともう場所がない。夕陽待ちの人の波はこの場所から町の方へと徐々に広がっていくのだが、イアの中で西側の海が見える場所は人の多さに比較するととても小さい。世界で一番の夕陽を見るにはそれなりの苦労が要求されるのである。

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私の行った5月末は日没がおおよそ20:30。なので20分ごろからが見ごろということになるだろうか。夕陽が沈むと誰からとなく拍手が起こり、なんとなく満足げな表情で三々五々立ち去っていく。

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そんな野暮なことは言っこなし・・・とは重々承知ながら、どうしてイアの夕陽が世界で一番綺麗だと言われるようになったのか、何らかの根拠なり理由なりがありはしないかと考えてしまうのだ。イアの特別な気候条件が夕陽の色をさらに赤く見せるとか、周囲の島々を影絵のように変えながら沈んでいく様子が一際とか、町起こしのためにイアのキャッチフレーズを皆で考えたとか・・・。さらっと調べてみたけれど、この謎について説明してくれるものは見つからなかった。ただ、今回ヨーロッパリゾートを梯子する旅をしていて思ったことは、海に沈む夕陽が見えるリゾート地は思ったほど多くはないということ。なのでヨーロピアン・リゾートを好む人々の中では、夕陽スポットは結構絞られてくるのかもしれなかった。

実際の夕陽はどうだったかなぁ。私達は納得がいかず翌日再チャレンジしたりもしたが、旅行初日にミコノスで思いがけず見た夕陽の方がずっと綺麗だった。それはかなり前にエーゲ海を訪れた時にもそう思ったし、今でも綺麗な夕陽が見たくなったらミコノスヘ行きたい。世界で一番綺麗な夕陽はどこなのか、それはやはり自分にしかわからない…。

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2010年7月29日 (木)

イア

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イアはサントリーニ島の西北端にある小さな町。1956年の地震で壊滅的な打撃を受けたが今ではすっかり復興され、洒落たショップやレストランが並ぶ高級リゾート地に生まれ変わった。ギリシャらしい青いドーム、白いベルタワーを持った教会が多く、様々な撮影によく使われている。ある意味エーゲ海のイメージを代表する町と言えるだろう。

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フィラからイアへとバスで向かう途中ワインロードと書かれた標識を良く見かけるが、かつてイアはサントリーニで豊富に産出されるワインの交易で栄えていた。海運業の発達はイアの町並みにも影響を与えるようになる。交易により裕福になった船長達は外輪山の尾根上に伝統的なケーブハウスとは異なるファサードを持った陸屋根の家に住むようになって行った。一方乗組員たちは崖に横穴を掘ったケーブハウスに住み続けた。その封建的な町のつくりは今でもイアで見ることができ、尾根上には陸屋根の立派な建物が傾斜部にはトンネルヴォールトのケーブハウスが多く残されている。

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イアの西側、もうすぐ日が沈むころ。

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階段から教会のベルタワーやトンネルヴォールトのケーブハウスが見られる。

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海へと続く階段

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美しい階段やt路地が多いのもイアの魅力。

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ショップやレストランで賑わうイアも一つ通りを入ると音のない白と青の世界になる。

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特にこのシェスタの時間帯には観光客も殆どいない。イアが賑わうのは日が沈むころ。

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2010年7月26日 (月)

ギャラクシー スイーツ&スパ

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Galaxy Suits & Spa

Main Street, 84700 Imerovigli

イメロヴィグリの宿泊はギャラクシー・スイーツ&スパ。何と言っても、広くてお洒落な部屋と海の見えるジャグジーが魅力。ハネムーナーにぴったり。立地は町の北端にあり少し淋しい気もするが、バス停からは近いので、不便と言うほどでもない。タクシーをホテルのすぐ近くまで呼べるのもいい。サービスも行き届いており、非常に居心地の良いホテルだった。

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内装はとてもモダンで素敵。リビングからベッドへは階段で上がるようになっている。

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洗面&シャワールームがまた洒落ていて広い。

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不必要なほど(?)広いリゾート感溢れるシャワールームにはカーテンや間仕切りが一切ない。シャワー部分と他の部分の床の高さが殆ど変わらないので水が飛びやすく、濡れた石の床は滑りやすい。デザインと機能性の両立は難しい・・・。

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アメニティ

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部屋の前のテラスには専用ジャグジーがある。

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ジャグジーからの眺め。ジャグジーは見た目少し小さい気がしたが、二人で十分広々と入れる。ずっと入っていたいくらい気持ちが良かったけれど、体に悪いので程ほどで。

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このテラスからはティラシア島とイアの町が見える。

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朝食はプールサイドで。ビュッフェでない朝食はギリシャに来てここだけだった。長期滞在が普通なのでメニューは毎日変わる様子(ちなみにこの翌日はオムレツ)。ヨーグルトなどの冷たいものは、ある程度食事が進んでから持ってきてくれる。そんな心遣いも嬉しい。

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プールからの眺めも美しい。

サントリーニの宿泊はどの町に泊まるのがいいのだろう。今回の滞在は階段テラス状のトラディショナルな洞窟住居と海の見えるジャグジーのどちらも捨てがたかったので宿泊を分けたが、普通は分けて泊まるような距離ではない。行ってみてわかったが、フィラ以外のホテルでも階段テラスの雰囲気は十分に味わえるようだ。場所的にはフィロステファニがフィラから歩いても近く、ホテルも新しいものが多いので良さそうに思えたが・・・。

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2010年7月23日 (金)

イメロヴィグリ

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フィラの北端から海沿いのプロムナードを歩いて行くと30分程度でイメロヴィグリへ到着する。カフェやレストラン、土産物屋で賑わうフィラと比べ、こちらは高級ホテルの並ぶ静かな大人のリゾート地。新しく開発されたこの地域はまさしくエーゲ海のイメージ通り青と白の世界が広がる。

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イメロヴィグリでは、雑誌やパンフレットのイメージ写真で見たことのある風景にしばしば出会う。今ではフィラやイアより多いのではないだろうか。

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屋根の上にサボテン等の植栽を施したもの。イメロヴィグリではよく見かける風景。

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鉢植えのものも可愛い。

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プロムナードで最も狭い場所、ここを抜けるとまた海が広がる。

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この教会のテラスからの眺めも美しい。

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イメロヴィグリの北端からはイアとティラシア島が見える。右側の白い家が並んでいる方がイア。左の突き出た部分がティラシア島。

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一方南側からは、フィロステファニと遠くにフィラの姿が見える。

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プロムナード横のテラス。誰でもすぐに入れてしまうけれど大丈夫なのか・・・。

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このあたりはトンネル・ヴォールトを持つ建物も多い。トラディショナルな装いながらも中は鉄筋コンクリート。

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2010年7月20日 (火)

ポルト フィラ スイーツ

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Porto Fira Suites Hotel
Caldera Cliffs,84700 Fira, Santorini
 
サントリーニの宿泊は実はイメロヴィグリのホテルに決めていたが、どうしてもフィラの崖にあるケーブハウスに泊まってみたくて4泊のうちの2泊をこちらに変更した。ポルト・フィラ・スイーツはフィラの町の南西寄り中腹にある。ホテルの建物は階段状に下へとスプロールしているので、通りからは写真のようなゲートだけが見える。フィラではホテルもレストランもこれが普通。白いゲートを通して青い海が見える、これがまた美しい。
 
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ゲートをくぐってさらに下へ降りたところがレセプション。上の写真の奥がレセプションでその前のテラスが朝食をとるところ。ここで朝食を食べていると、どこからともなく猫が現れて食べ物をねだる。贅沢な猫らしく好みのもの以外は見向きもしない。そんな高飛車なところがまた可愛い。
 
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ホテルの中も階段テラス状なので、全ての部屋に海に開かれたテラスがある。この階段を荷物を持って登り降りするのは結構大変。部屋からフロントまでが既に大変なのに町の1番上にあるタクシー乗り場まで上がれるんだろうかと不安になるが、帰りはポーターの男性が持って上がってくれるので大丈夫。ただ、ポーターの男性は一人なので荷物は二つまでしか運べない。というよりも、私たちが一つの荷物でさえ持って上がれないと心配してるのに、スーツケース二つ抱えて息も切らさず前を歩いていく姿に脱帽・・・。
 
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このテラスからは、ネア・カメニ島とサンセットが見える。
 
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テラスから部屋の中へ入ると作り付けのソファが可愛いリビング。
 
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リビングから海側へこの小さな階段を上がったところがベッド。右のトンネル上のところがクローゼット。
 
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このベッドからは海が見える。とてもロマンチックだけど、使い勝手はよくない。スペースがほぼベッドで一杯になるため、スリッパや眼鏡や時計を置く場所がない・・・。多分そんなものはこんなロマンチックなベッドサイドに置いてはいけないのだ(笑)
 
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洗面とバスルーム。バスタブは広くジャグジー付き。ただし、壊れているようで動かなかった。取り外しが出来るシャワーなのは嬉しい。
 
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アメニティはギリシャで有名な自然派コスメブランド「コレス」。
 
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バスタブからの眺め。ただしここは人が通る。
 
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プールはホテルのかなり下の方にある。少し小さめ。夜は一応ライトアップされる。
 
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ポルト・フィラ・スイーツはどこまでもロマンチックでどこまでも可愛いホテルだ。スタッフの方もフレンドリーで親切。ただし、湿気の酷さは覚悟した方がいい。これが半端ではない。朝食前に部屋の前のテラスで地図を広げていたら、10分位で地図が湿って濡れたようになっていた。サントリーニは霧や雲が引っかかることが多く、大気中の水分を土地が吸収し豊かな土壌が育つというのは本当だなぁと実感する。そして部屋の中の湿気がまたヒドイ。スーツケースから外に出していた服が触った瞬間に濡れていると感じる。おそらく、洞窟住居は密閉性が高いためだろう。中に入れていたものはそうでもなかったので、使わないものはスーツケースで保護するのがよいかと(笑)あまりの湿気に私は水の布団で寝ている夢を見てしまった・・・。まあ、洞窟住居とはそういうものと大らかな気持ちでいれば平気?
また、フィラは階段が多く、道が狭いので車は入れないところが多い。このホテルもタクシーを降りてから結構遠いし、場所がわかりにくい。ちなみにイパバンティ教会横のタクシー乗り場あたりから降りて、突き当たりを右にまっすぐ行くと左手にある(アギオス・ミナス教会の反対に曲がる)。迷子になっても迷った先の景色も綺麗だから結果オーライということで。 

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